教育現場での実践に向けて

PAを学校教育に導入するために、最も大事にしたいのは「PAの手法・考え方」を理解することです。PAはあくまでも道具です。

 

学校には学習指導要綱があります。あなた自身がどんなにPAの魅力に感銘を受けたとしても、守るべき教育指針はあるのです。

 

それを否定せずに一度飲み込んだ上で、いつ、どうやって、目当ては、どの時間で取り入れるのかが大事です。だから道具なのです。

 

PAを初めて見た人は「ただ遊んでいるだけじゃない?」と言います。体験学習の効果を言葉で説明するのは、とても難しいです。

 

だからこそ、「信頼関係をベースにした学級作りで、体験学習をより効果的に進める1つの手法です」と周りの人に説明できるようになってほしいと思います。

 

そのためには、自ら体験し、理解し、腑に落ちることが必要です。

 

教科指導に応用するのが「真のPAの実践」であり、ゲーム屋さんを目指す必要はありません。

 

体験学習は、従来の講義型授業と比べて、参加そのものが学習であり、気づきから学ぶので生徒自らが自主的に学ぶことになります。

 

生徒がお互いに信頼する環境で、1人1人が学び合える、体験学習手法を取り入れた授業をする。これがPAの理念です。

 

PA手法による授業は、「理想の教師像」に向けて学び続ける教師である必要があります。

 

「学級を信頼ベースをつくる」、「ビーイングを使った信頼ベースの維持」、「ふりかえりのスキル」、「我慢して見守る」

 

体験学習は、「生徒が感じたことはすべて正解」です。でも教師としての目当て・落し処もあり、つい回答を誘導したくなります。

 

ファシリテーターとして生徒の学びをどう導くか、いままでの教師としての教育観を見直すことになるかもしれません。

 

「理想の教師像」を追い求めるのは厳しい道のりです。仲間と学び合い、実践のアイデアを共有することがとても大切です。