私たちの役割は、子ども達の生活の場を整えることです。
学校、家庭、地域、子ども達の小さな思いやりと小さな感謝が日常的にあふれている場です。
子ども達は何も特別なことをしていなくても、そこにいるだけで感謝される、やさしい場所です。
子ども達から見ると、私たち大人は、上下関係にいる存在です。
上にいる私たちの言葉は、とても強い力を持っています。
ましてや日常生活の糧を支えている親の力は、絶大な力を持っています。
親の力が時には剣となり、私たちの都合を子どもに押し付けてしまうものです。
私たちは上から降りて、子ども達の横に並び、寄り添うことを意識したいものです。
「こうしなさい! こうするべきでしょ!」と指示や強制をすれば
子ども達は、考えることをやめてしまいます。
私たちは上から降りて、「横に並んで寄り添っている」つもりでいます。
ところが子どもたちは、私たちを上に見ています。
私たちが大人であることは変えようがないので、当然と言えるでしょう。
私が言っているのは、年齢や社会的地位のことではありません。
応援し、寄り添い、勇気づけをする、そんな心の姿勢で接したいと考えています。
どんなに応援しても、子ども達はすぐには変わることはありません。
変わらなくても、応援し、寄り添い続けるしかありません。
彼がこの世に生まれてきたことに感謝し、勇気づけ続けるしかありません。
それが子ども達を世の中に出す大人の役割です。
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