今日の参加者は中学2年生 4つの小学校からなる中学校です。
1泊2日間のプログラムを体験にきました。
班ごとに歩いて会場に到着した生徒は、荷物を置きます。
荷物を置き、点呼、整列までで30分経過する。
なんとなく並んだところで、貴重品を集めることになりました。
すると全員が歩き回り、おしゃべりをし、せっかくの整列もまたバラバラになりました。
貴重品の回収で、さらに20分
やっと、開会式となりました。
クラスごとに固まっているが、整列できていないので、クラスの列が判別不能になっている。
体は横に向けて座り、ぺちゃくちゃ、地面で土いじり
列の後ろでは、座りたくない生徒が立ち上がろうと動き回る
開会式がはじまっているのに、まわりの先生に話しかける。
先生と話すことを口実に、立ち上がろうとする生徒。
おしゃべりが止まらない。
さすがにこれは、まともに活動が進むとは思えない。
お昼を食べれば落ち着くことを期待して、なんとか半日がんばるしかありません。
開会式の整列の間、急いで、クラス担当のペアFTに緊急指示を出します。
最悪、ひとりでも多くの生徒と会話ができれば良いです。
アイスブレークをしなくちゃ!とやろうとすると苦しくなります。
苦しくなると笑顔も消えて、ますます余裕もなくなります。
会話を糸口に、できそうなものを1つ見つければ、十分です。
ということで、1時間のアイスブレークでやったこと
- FTの自己紹介
- ガムテープで、参加者全員の名札を作った
- 「がっちゃん鬼」という鬼ごっこを30分やる
たったこれだけをやって、早々にお昼にしました。
これには理由があります。
中学2年になると、朝も早いので、朝ご飯を食べていない生徒がいる。
お腹がすいているので、落ち着きがなく、覇気がない子もいます。
早くお昼にした分だけ、午後の活動を早く再開します。
お腹が満たされれば、動きも気持ちも変わります。
担任の先生と情報交換をすると
- 女子1名は、不登校気味で、今日参加したことだけでも良かった。
- 男子1名は、ひと言も話さないし、顔も上げない。
- 男子1名は、集団活動が苦手で、感情をコントロールできない。
- 男子1名は、個別級の生徒です。
一般的な中学2年生の姿というと
- 女子は基本おとなしく、明るくふるまうのは2~3人ぐらい。
- 男女は別々でないと活動できない。
- 男子は良い子・悪い子・普通の子にきれいに分かれます。
今回担当したクラスを見てみると
- 女子は基本おとなしく、2人の女子が明るく活動を引っ張る
- 女子は、男子が幼いことをうまく包み込んでいる
- 男子は、普通の子が悪い子に引きずられて、一緒にふざける
- 男子の良い子は、しっかりやりたいと思っている
こんなチームを今日と明日の2日間、一緒に活動していきます。
午後はどうするか、悩みの多い1日になりそうです。