今日は、ハイエレメントに挑戦です。
クラスの全員がパンパ―ポールに挑戦します。
高さ8mほどの丸太の電信柱。
下から登り、直径30cmの丸太先端に立ち上がります。
そして、目の前にある空中ブランコに、ジャンプして飛びつく。
およそ2階建て住宅の屋根の高さと同じぐらいです。
もちろん、ハーネスと命綱は付けていますので、落下の心配はありません。
ただし、ハーネスの取付・命綱の保持は生徒が行います。
なぜ、こんなことをするのか?
それは、自分自身に向き合うためです。
どんなガキ大将でも、丸太の上では一人ぼっちです。
先端付近までは、トントン拍子で登りますが、ここからが大変です。
足の震えが丸太に伝わり、丸太が揺れ始めます。
とても先端に足を乗せられないまま、10分。
やっと足の震えが止まり、ここからさらに決断までに10分。
「がんばれ 〇〇なら、できるよ!」
『こわい・・ 無理だよ 怖いよ!』
「そこまで行ったら、ジャンプしないと降りてこれないよ」
「いつまでも、そこにいられないでしょ がんばって!」
最後には、どの生徒もジャンプして降りてくるのですが
丸太の上では、恐怖心と必死に戦っています。
怖さが先立ち、周りの応援の声に答える余裕がない
それでも仲間は必死に応援して、耳に声を届けます。
仲間の指示通りに、持ち手を変え、足の置き場所をずらし
両足で先端に立ちます。
ジャンプして降りてくと、怖さから解放されて泣き出す子もいます。
泣いている子に寄り添い、ハーネスを外してあげる仲間達
自分自身に向き合った挑戦を、仲間が支えていたのです。
仲間に支えられている自分を実感する瞬間です。