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怒鳴り、命令するのは簡単です

子ども達に寄り添うように、愛情深く接してきました。

 

子ども達の気持ちを聞くように努力してきました。

 

 

ところがある時、学校で問題が起きました。

 

喧嘩の中で、友達を傷つけてしまったのです。

 

 

校長室に呼ばれ、事実関係の説明を受けました。

 

校長先生、生活指導部の先生、学年主任と担任、サッカー部の監督

 

そこには、息子がうつむいて座っていました。

 

 

「俺は、悪くない!」と主張し続け、自分の非を認めようとしませんでした。

 

元々の原因を作った生徒が罰せられないで、自分だけが怒られる。

 

彼には、理解できない対応で、なぜ謝るのか? 理解できなかったのです。

 

 

 

息子の気持ちはすごくよくわかりました。

 

学校で意地悪されているのも知っていました。

 

それでもサッカーが好きで、先輩たちとサッカーするのが支えでした。

 

ただ、自分の気持ち、相手の気持ちを扱うのはとても苦手です。

 

もっと苦手なのが、自分の気持ちを言葉で伝えることでした。

 

 

だからいつも我慢をしていたと思います。

 

彼は、いつも自分が我慢することで、うまく対応していました。

 

それが、今日は我慢の限界を超えてしまったようです。

 

 

だから、誤る必要はないと、かたくなに思っています。

 

 

校長室での長い沈黙が続いた時、我慢できずに私から言ってしまいました。

 

 

『この子は悪くない、親の私がすべて悪い、この子を許してあげて欲しい』

 

 

その途端、息子が嗚咽しながら泣き始めました。

 

そして、『ごめんなさい』とポツリと言いました。

 

 

すると、サッカー部の監督がこう言ってくれました。

 

「これからは、サッカーで指導していくから、大丈夫だから」

 

 

ちょうど、もうじき冬休みに入るころでした。

 

「明日から、この子は学校を休めせて、家で見ようと思います」

 

「体調も気持ちも、リセットさせてから学校に戻してあげたいです」

 

 

ということで、年末から年明けの3月頭まで、学校は休みました。

 

学校からプリントをもらい、家で息子と一緒に勉強しました。

 

数学のドリルを2人で競争したり、一緒に解いたりしました。

 

パズルや将棋で、勝った負けたと自慢して遊びました。

 

 

その間、建築関係の仕事はどうしていたのか?

 

頼まれた仕事だけをして、営業することはありませんでした。

 

 

家庭訪問をしてくれた先生には、本当に感謝です。

 

息子の部屋に上がり込んで、話を聞いてもらえたことがうれしかったです。

 

 

こうして、3月 無事に息子は学校に戻ることができました。