高校生の場合、きっちんとファシリテーターとしての想いを伝えることが大切です。
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なぜ、PAをやるのか? その目的は?
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なぜ、このゲームをやるのか?
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このゲームで伝えたい、気づいてほしいことは何ですか?
自分の体験を織り交ぜて、熱い想いを伝えないと何も伝わりません。
彼らの目の前にいる大人が、どんな大人なのかを伝える方法は情熱しかありません。
マシュリバの前に、なぜPAをやるのかを説明する。
私は中学・高校とサッカー部でゴールキーパーをしていました。
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相手選手の足元に飛び込み、前歯を折りました。
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コーナーキックの時には、接触プレーで頭を打ち、脳震盪をやりました。
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相手のシュートを顔面で止めて、目に当たり、目が1週間見えませんでした。
それでも練習も試合も恐れることなく、足元に飛び込んでいけました。
その理由は、みんなが「ナイスキーパー!」と抱き着いて喜んでくれたからです。
「サンキュー 助かった!」と感謝されたからです。
仲間から感謝される、自分のプレーを仲間から認められる
すると、うれしさで勇気とエネルギーが湧いてきて、もう一度チャレンジしようと思いました。
もっとチームのために頑張ろうと思うと、自然と自主練を始めていました。
いつの間にか、自分のプレーに責任を持つようになっていました。
体のバネを磨くため、高校3年間は踵を上げたまま学校生活を送りました。
いつしか、私はサッカーのお陰で自信が持てるようになっていました。
今でも仲間から抱き着かれたこと、ベンチで後輩が歓喜している場面を覚えています。
ベンチで監督やコーチも喜んでいたのでしょうが、記憶にはありません。
一緒に戦った仲間から認められることに、意味があります。
今日の活動は、とても難易度を高くしてみます。
理由は、思わず「ありがとう」と言ってしまうほど、助けられたと実感してほしいからです。
難しさに、パッと手が出るほどに助け合う時間を過ごしてほしいからです。
私や先生が「ナイスプレー」と君たちを褒めても意味はないのです。
君たち同士がお互いに感謝しあうことが、何よりも大切なのです。
この時とてもうれし気持ちで、君たちの内側からはエネルギーが湧きだしてきます。
これが「自主性」と言われる状態です。
自主的に行動できた時、どんな気持ちになっているか?
その気持ちを体感して、忘れないでいて欲しい。
「自主性」の気持ち良さを忘れないで欲しい。
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