活動中に先生方とは、こんな話をしています

『最初は、男女バラバラでしたけど、最後は男女が一緒に活動できるようになっていましたね。』

 

手をつなぐ、体を支えるという行為だけに焦点が合うと、誰だって恥ずかしい・やりずらいと思います。

 

男女関係なく心が寄り添うようになることを目標にしています。活動に夢中になって、ついパッと手をつなぐ瞬間があったら素敵だなぁ、ぐらいの感じで進めています。

 

身体接触より、心に寄り添う体験の方が大切だと思っています。

 


『個別支援の生徒も一緒に活動ができて、とてもよかったです』

 

個別級の子ども達はとても純粋で、活動中に感じたことを単純明快な言葉で表現してくれる時があります。

 

先日、このパイプラインの感想を聞いたところ、「すごいハラハラして楽しかった」と教えてくれました。

 

確かにルール説明では「落としたら、やり直し」と伝えました。でもハラハラするほど本気で取り組んでいたのは、彼だけでしょう。

 

彼の言葉を聞いた生徒たちは、「ハラハラするほど本気で取り組む」と記入していました。

 

個別級の生徒は一緒に遊んでもらう存在だけではなく、学びの種を蒔く存在でもあります。

 

 

『学校でしゃべっている姿を見たことがなかったけど、今日、初めて笑っているのを見られました。』

今日は彼女ができたことを、その都度拾って声を掛けたので、友達の手を引っ張って、手助けできていたからよかったのでしょうね。

 

やっぱり「助ける」&「ありがとう」の経験は、気持ちが安心します。

 


『ファシリテーターの『待つ』姿勢は、生徒に対する姿勢として、とても参考になりました。』

 

 私たちも本当はすごく葛藤していて、「答えは生徒の心の中にある、きっと自分たちの力で答えを見つけられる」と信じて、自分に言い聞かせています。

 

 

そんな時は、気になる生徒の様子を観察して「今、どんなことをかんがえているかな・・」と観察しながら我慢していますね。

 


『優しい声掛けの中にも、厳しい態度で接する時もあり、子どもの聴く姿勢に変化が表れていて驚いた。』

 

「本気でやろうよ!」と子ども達に何回も伝えているので、ファシリテーターである自分自身が、誰よりも本気で取り組んでいます。

 

だから厳しい口調でチームに対してカンフル剤を打つ時もあります。

 

でも決して突き放すことはなく、全力で見守る ことを心がけています。

 

それは、チームに貢献する行動をした瞬間、間髪入れず、「ナイスプレー!」と認めることです

 

絶対にその一瞬は逃さず、本気でみんなを応援し、励まし、勇気づけるようにしていますね。

 

見逃さないから、安心して活動に集中できると考えています。

 

 

『成功しても失敗しても、それぞれから学びが得ることができて、プログラムですごいですね。』

 

達成することを目的にゲームプランを考えていません。

 

この活動で男女関係なく、思わずパッと手助けの手が出る、「ありがとう」と言える瞬間があることを私の目標にしています。

 

だから、振り返りの話題は、失敗した原因ではなく、助けてもらったこと、よかったこと、うれしかったことも立派な話題になります。

 

 

『学校生活と結びつけて、活動してくれるのはとてもありがたいです。』

 

ビーイングの記入では、「今の活動をふりかえって、理想の学級にするためのヒントを探して下さい」と子ども達に投げかけます。

 

体験から学びに変えるためには、気づきを学校生活に置き換えて考えることが必要です。気づきが学校生活での行動に変化が出た時に初めて学びになります。

 

 


『同じ活動のようだけど、他のチームと少しルールが違うようですね』

 

難易度のさじ加減でルールー設定は少し変わりますし、ルール説明のやり方・伝え方もファシリテーターの個性で変わりますね。

 

今の活動では、いきなり20人が一緒に活動するより、最初は簡単な設定で10人づつ2グループに分かれてトライしてもらいます。

 

やり方が分かった時点で、正規の難しいルールで20人で活動します。

 

いきなり20人で、難しいルールで始めると、チームとして作戦がまとまらず、失敗を繰り返し、活動に外れる生徒が出てきます。

 

だからテレビゲームのように段階を踏むようにしています。

 

 

『すごく心配していた学級でしたが、全員が必死になってゴールを目指す姿が見れて良かったです』

 

強い女子生徒が頭ごなしに意見するので、男子が委縮していましたね。

 

今の活動は学級単位なので、役割もいっぱいあるし、活動エリアも広いので、自分が楽な気持ちで居られる場所を見つけて活動できます。

 

でもあの女子生徒も、後ろの方で一所懸命に指示を出しながらも、周りの生徒の体を支えていたので、学級に一体感が出てきましたね。

 

強い力も、みんなと同じ方向に働き始め、力加減が上手になれば、きっといいリーダーに成長しますね。

 

 

子ども達が、もう1回やりたい!と言っていました』

 

今日やったことが楽しいと記憶されたのは、すごくいいことですよ。

 

学校にビーイングを張っておけば、楽しかった思い出とビーイングが結びついて、何かあった時には、ビーイングで話し合えます。



『まだ学級の目標が決まっていなくて、今日の活動をきっかけにまとめたいと思っています』

 

活動すると、「協力・笑顔・声掛け・楽しむ・ドンマイ・ありがとう etc.」がビーイングに学級目標のヒントが書き出されます。

 

どれも学校の机の上で考えても同じ単語なんですけど、1つだけ大きく違うことがあります。

 

それはらが体験して湧きあがった実感した言葉です。

 

単なる言葉遊びの目標ではなくて、冒険体験で全員で共感した気持ちから出てきた言葉であることが、大切だと思っています。

 

 

『普段あまり見られない、外側から自分の学級を見ることで、みんなの個性が少しづつ見えました』

みなさん、同じことを言われます。「学級ではおとなしい、あの生徒がみんなをリードしている」と驚いている先生は多いですね。

 

誰もやったことのないゲームだから、勉強も運動神経も関係ない、本気になって取り組んだ生徒が一番学びが多いのが、この活動です。

 

体を使って仲間と助け合う活動は、日常生活ではやっていない体験です。

 

友だちを支え、助けらている実感が、さらに協力する原動力に変わっていきます。普段の姿と違うのは当たり前かもしれませんね。