私たちのプログラムは、ワクワク・ドキドキする冒険で生徒の心を開きます。すると、仲間のアドバイスが心に響くようになります。
心が自由になると、活動中に学びや気づきが湧いてきます。この瞬間を逃さないために、私たちは「ふり返り」を大事にします。
アドベンチャープログラムの活動目的は「もっといっしょにいたいと思える理想の学級作り」です。
この目的に対して、活動中に感じたヒントをまとめたものが、写真の「ビーイング」です。
手形で囲まれた内側のスペースにはプラスの内容を書き出します。
ビーイング書き出したのは、生徒自身です。「冒険活動」で感じた「理想の学級づくり」に役立つ気づき・学びを書き出したものです。
ビーイングは生徒自身が作ったルールですが、守るのは大人だって大変ですから、生徒同士が口喧嘩がする時もあるでしょう。
口喧嘩が起きたその時こそ「心を育てる」チャンスです。
当事者を叱るのではなく、誰にでも起こりうるトラブルであり、学級全員で当事者の気持ちになって考え、話し合う機会にします。
今起きたことは、手形の外側にある「怒る」です。この「怒る」を手形の内側にある「笑顔」にするために「自分には何ができますか」について考え話し合います。
ビーイングの効果は2つあります。
1つ目は「生徒自身で作った学級のルール」なので、生徒が自発的に守ろうとします。結果、「心が安心な学級」維持することができます。
2つ目は生徒自身が体験した学びを書き出しているので、学級の問題を考える時には、「心を育てる教材」として活用することができます。
ビーイングの通りになったら、「いじめ」は無くなります。